橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

不思議な夢

 夢を見ました。

 不思議な夢でした。いまはもう、思いっきり大人なのに、なぜか、幼い頃の記憶がそこでは再現されていました。

 遠い昔、私は父に連れられて、群馬県の山間部にある霧積ダム(または碓氷ダム)を訪れたことがあります。どちらのダムだったかは、ちょっと記憶が定かではないんですけれど、まあ、そのうちのどちらかであったことは確かです。

 それで、湖は、広さが中規模程度とはいえ、水深は恐ろしく深そうな感じで、水面が緑がかったような、澱んだ色をしていたのでした。そして、湖の中央付近を見てみると、どういうわけか、一箇所だけ、木々の枝が湖面から2~3メートルくらいに亘って突き出るように露出している部分があったのでした。それは枯死したような状態になっていました。

 まだ子供だったので、私は、「うわ、なんか怖え~!」と思ったものでした。

 当時父から聞いた話によると、その昔、ダムが建設される以前、そこには村もしくは集落があり、行政がそこに住む人たちを立ち退かせて、そうしたうえで、村ごと湖の底に沈めたのだそうです。湖面から突き出た木の枝は、水面下に眠る民家の屋敷林であるらしい、とのこと。

 現在、インターネットで画像検索をかけてみても、そうした写真は出てきません。普通にダム湖の写真が出てくるだけです。まあ、私が目撃した光景は、30年以上昔のものだから、「枝のエピソード」が本当のことだったにせよ、それだけの年数が経過していれば、木だって消失していて当然でありましょう。映像として確認できないのも無理からぬことではあります。

 さて、それはいいとして、問題は、なぜ、いま頃になって私がそのような夢を見たか、ということです。

 何かのメッセージでしょうか?

「水浸しにすると命は枯れる」との、天からの意味深な警告なのか。それとも、いま、たまたま私、コーヒーを飲みすぎてちょっと頭痛がしている状態なのだけれど、それに絡んでのダムの夢を見たということは、「水を堰き止めたり溜め込んだりするのはよくない」、転じて、「知識や情報を自分の頭の中だけに止めておくのはよくない」との、天からのお告げなのか。

 なんともいえないのだけれど、ただ、奇しくも、いま私は、ブログを開設して自分の知識を世間に公表しようかどうか迷っていたところでした。

 もしかしたら、これは、天が、「やれ!」と言ってくれているのかもしれません(大袈裟ですけど)。

 日本一の大富豪といわれている、斎藤一人さんという実業家の方がいらっしゃいます。彼は、「知っていることを人に教えてあげずにいると地獄に落ちてしまう」と説いています。

 金は天下の回りもの、っていうけれど、知識や情報も、同様なんでしょうね。ずっと浸りきるだけで循環させずにいるなら、澱んできて、本人に被害をもたらしてしまう。

 

 あぶねー!でも、気付いてよかった!

 

 私ね、「私だけが知っている情報」をね、20年近く保有し続けていたんですよ。それはまずいことなんですよ。まるで木が枯れるみたいに、自分自身の個性も枯れるおそれがあります。霧積ダムの夢については、そういった解釈も成り立つでありましょう。

 それゆえ、私はブログを始めることにしたのです。

 まあ、身勝手な理由ですけれど、どうぞ皆様、今後ともよろしくお願い申し上げます!

 

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