橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

リスクとリターンは、収支とんとん

 凡人と変人とでは、どちらが女性にモテるでしょうか?

 それは、変人の方です。なぜなら、変人は、独力で向上していかざるをえないからです。

 どういうことかといいますとね、変り者であるがゆえに、周りから警戒されたり嫉妬されたりしやすいので、他者から協力を取り付けられない、ってことなのであります。どうしても自助努力を強いられるのですね。

 その努力の課程で、変人は逞しく成長し、強力なフェロモンを発散します。

 だからモテてしまうのです。

 一方、凡人は、他者から嫉妬されないので、いろいろと助けてもらえるし、自分が人をいろいろと助けてあげることもできます。つまり絆を結びやすいんですね。

 これはかなり恵まれていることだといえましょう。その代わり、恵まれすぎて努力を忘れがちになってしまいます。ゆえに、フェロモンを出せず、モテない、とまあ、こういうわけです。

 凡人の生き方は平坦な道のりを歩くことであり、それに対し、変人の生き方は茨の道を歩くことであります。

 前者は「ローリスク・ローリターンの人生」で、後者は「ハイリスク・ハイリターンの人生」だともいえましょう。

 どちらが幸せでどちらが不幸かは、一概には決められません。

 なぜなら、リスクとリターンを足し合わせた総計は、いずれの生き方においても、ゼロ、すなわち「とんとん」だからです。

 両者に差はありません。

 結局、神様は公平である、ということになりますね。