橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

自然は宗教よりもストレート

 お釈迦様の言葉も、イエス・キリストの言葉も、孔子の言葉も、現在に伝わっているのは、じつは弟子が著述したものであり、始祖自らが記したものではないんですよね。

 つまり、それは伝聞記録ということになります。

 したがって、100%忠実に開祖たちの教えがそこに再現されているとは限らないのです。

 もしかしたら、弟子が間違った解釈を伝えちゃったかもしれないし、記憶が頭の中で勝手に書き変えられてしまったおそれだってあるでしょう。まるで伝言ゲームのように、人から人へ伝わっていくにつれ、情報内容が歪められちゃった可能性も、十分にあります。

 また、開祖とはいえ人間だから、彼らだって間違ったことを悟っちゃうこともあるでしょう。どんなに優れていても、神様じゃないのだから、ミスを生じることがあっても不思議ではありません。

 要するに、何が言いたいかっていいますとね、彼らの教えはたしかに参考にすべきではあるのだけれど、大切なことは、それを鵜呑みにするのではなく、あくまでも目の前の自然現象や科学的データから忠実に法則性を見出すべきである、ということなのであります。

 2000年以上も昔の、本当に言ったんだか言ってないんだかあやふやな言説よりも、目の前の真実のほうが、はるかに信じるに値するものである可能性が高いのですよ。

 もう死んじゃった人は、二度と語ることはないし、何も教えてはくれません。

 でも、自然・宇宙は、じっくり観察すれば、必ず、真実を教えてくれるんですよ!

 じつにストレートなかたちでね。

 こんな有り難いこともないでしょう。