橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

欲望とは何か

 宇宙がエネルギッシュであることは、様々なデータや理論によって実証されています。

 このことから、人間の採るべき行動原理についてみえてくる事実があります。それは、宇宙がエネルギッシュであるならば、人間もエネルギッシュであるのが望ましい、ということです。

 早い話、神様が一生懸命に働いているんだから、人間も一生懸命働かないとマズいだろ、ということですね。

 万物は流転します。

 一生懸命働くことで、人間は時の流れに着いていけます。前進できます。成長するとは、そういうことです。

 

 そうであるなら、人間は、万物流転に向けられた前進願望を持っているのであり、あらゆる「欲望」がそこに集約されうる、と言って差し支えないでしょう。

 

 つまり、すべての「欲」は、「変身願望」である、ということになるのです。

 食欲もそうだし、睡眠欲もそう。

 そして、性欲もまた、同様です。異性の持つ性的魅力は、自分を変化させてくれる(前進させてくれる)パワーであり、そばにいるだけで強い刺激をもたらします。だからこそ、人はそれを求めるのだと、判ります。

 相手の性的魅力を利用して新しい自分へと生まれ変わりたいと願う心、それが性欲なのだといえましょう。つまり、性欲の正体とは、「変身願望」なわけです。

 しかし、欲しがる一方では、それはただの「スケベ心」にすぎません。

 

 魅力もタダではないのです。

 

 まずこちらから与え、その対価として相手のパワーを貰う。こうした「ギブ&テイク」の関係が、男女間には求められているのです。

 したがって、事前の自助努力が必要であることになります。

 欲望は、自助努力と結びつけば、万物流転原則に忠実な「善」となるです。ところが、欲望が他力本願と結びつくと、それは万物流転に逆行する「悪」となります。

 欲そのものはニュートラルなものなのであって、それ自体としては「悪」でもなんでもありません。

 自然界はエネルギッシュ(働き者)です。だから、私たちもエネルギッシュ(働き者)であるべきなのです。

 

 

 他力本願一辺倒のような人は、怠け者(スケベ)なのであり、変化の流れから取り残されてしまうにちがいありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広告を非表示にする