橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

才能によってのみ正しいことをするなかれ

 近代化学の父・ラボアジェや、若き天才数学者・ガロア、地動説のガリレオ・ガリレイといった偉人たちは、人類社会の発展に多大な貢献をしたにも関わらず、殺されたり虐げられたりしました。

 こうした事実について、「正しいことをする人は苦しむ」、「正直者は馬鹿を見る」、との印象を持つ人もいます。

 しかし、それは早計でしょう。なぜなら、発明・発見は、時として、才能だけで世に出てしまうこともあるからです。

 一見すると、それは創造者・革新者にとって至れり尽くせりのことであるかのようにも思えるけれど、じつは不幸の極みなのです。

 真の成功とは、才能だけでは足りず、努力とブランドを兼ね備えていなければ成し遂げられません。つまり、才能だけで正しいことをやっても、楽しんで努力し続けない限り、世間はそれを受け入れない、ということなのです。

 犠牲者となった天才たちには、そうした意識が欠けていたのでしょう。

 「才能によってのみ正しいことをする人は苦しむ」。

 これが真実なのです。

 神様が努力家を愛することは、理論上、はっきりしています。

 努力さえしていれば、様々な妨害や迫害も恐るるに足りません。犠牲者にならずに済むのですね。天才だからといって、不幸になるとは限らないのです。

 嫉妬され、妨害されたときに、努力をやめてしまうからこそ、憐れな犠牲者になり果てるにすぎないのです。

 自分はチャンスに恵まれていることに気付くべきでありましょう。

 チャンスは活かせばいいだけです。そうすれば、必ず、成功できます。

 エジソンがその好例であります。