橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

物の豊かさと心の豊かさ

 古今東西のあらゆる文明、政権、社会は、物質的な豊かさが増すことで、成長・発展してきました。それと同時に、心の豊かさを失っていき、衰退したり滅んだりしてきました。

 こうした例からいえるのは、物の豊かさと心の豊かさの関係は、(ただ成り行き任せにしているだけであるなら)反比例する、ということです。

 なぜそうなるかといえば、おそらく、物が豊かになり、暮らしが便利且つ快適になったために、人々が努力をやめてしまい、そのせいで心が貧しくなったのが原因でありましょう。

 心の荒廃こそが、社会を滅亡へと陥らせるのですね。

 どんなに生活が豊かになっても、心の鍛錬をしなかった人や国は、やがて滅びるのであります。

 もちろん、物が豊かなのが必ずしも悪いわけではありません。ただ、物がたくさんあると、人はついつい怠けたり横柄になったりしてしまうものなのです。

 そうならないためには、いつでもどこでも、人は心を磨き続けるべきなのだと、肝に銘じておいてください。