橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

力の使い道

 中国歴代の王朝は、生まれては滅び、滅んでは興る、ということを繰り返してきました。

 それをみれば、どんなに強大な軍事力を持っていても滅びる時には滅びる、ということがよく判るし、そこに法則性があることもよく判ります。

 つまり、権力はみんなの「共存共栄」の目的で使うならいいのだけれど、自分だけの栄耀栄華のために使うと必ず身の破滅を招く、ということなのですね。

 庶民の苦しみの上に王の権勢が成り立っていることは、「共存共栄」のルールに反し、許されません。

 だから、滅びるのであります。

 ここから、権力というものの真の使い道が、導き出されてきます。

 権力とは、人の上に立つ者がラクをするためにあるのではなく、みんなが怠けないよう取り締まることで「共存共栄」を実現するためにあるのです。つまり、みんなが働き者でいられるようにするための力なのですね。

 でも、そうじゃなしに、庶民だけ働かせてお上がラクをするなら、それは「権力」ではなく、「暴力」だといえましょう。

 そして、それは権力だけに止まらず、金、人気、才能、フェロモンなどの、あらゆるエネルギーに通底している、と考えられます。

 そうした要素に恵まれた者(たとえば女にモテる男)は、自分だけの栄達のためにその力を用いようとすると身の破滅を招きかねない、ということです。

 

 いい男と呼ばれている皆さん、そのフェロモンは、あなたの性的な満足のためだけに使ってはなりません。必ず、そこに「共存共栄」のスタンスが伴っていなければなりません。

 あなたのその強烈なフェロモンの刺激は、女を泣かせるためにあるのではなく、女を喜ばせ、自分も喜ぶためにあるのです。どうかそのことを忘れないでください。

 

 お金や才能なども同様です。

 誰かを悲しませるような使い方は、NGなのであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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