橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

二元論はもう古い

 肉体と魂を分けて考える二元論の立場に立つと、次のような疑問が生じてきます。

 

 「なぜ自分は自分なのであって他人ではないのか?」と。

 

 じつはこれ、二元論ならではの発想なんですね。

 一元論からは、そもそもこういった問題は出てきません。

 二元論に立つからこそ、そのようなナンセンスな問答に陥ってしまうのですよ。

 肉体と魂を分けて考えてしまうと、たとえば、Aさん、Bさんという人がいたとすると、当然のことながら、次のような前提に行き着くことになります。

 

 「Aさんの肉体にはAさんの魂が宿り、Bさんの肉体にはBさんの魂が宿る」と。

 

 すると今度は、こうなりがちですよね。

 

 「じゃあ、もしかしたら、Aさんの肉体にBさんの魂が宿ることもあるかもしれないし、Bさんの肉体にAさんの魂が宿ることもあるかもしれない」

 

 「Aさんがもし死んだなら、その後、Aさんの肉体は消滅するけれど、ひょっとすると、Aさんの魂だけは永遠に生き続けるんじゃないだろうか」

 

 とまあ、こんなふうなことを考えたくなってくるのが、人情というものでありましょう。

 そのような発想へ流れ着いたとしても、決して不思議ではありません。

 いや、むしろ、二元論に立つ人でそう考えない人は、皆無といってよいでしょう。

  その見解に立ってしまったなら、そう結論付けるのが当然だと思います。

 しかし、です。

 

 真実というのは、一元論の内容と合致するのであります!

 

 その根拠の一つとなるのが、相対性理論です。詳しいことはここでは省きますけれど、この世には絶対的なものなど何一つ無い、とするのがこの理論の考え方なので、当然、魂の絶対性も否定することになります。

 相対性理論は、肉体と魂をセットで扱うので、一元論の立場に属していることになります。

 つまり、肉体が消滅すればそれに伴い魂も消滅する、と見做すことになるのです。

  心と体は表裏一体なんだ、切り離して扱うことはできないんだと、そういうふうに考えるわけなんですね。

 

 また、私の有機性理論からも、同様に、一元論的帰結を導くことができます。

 心とか魂とか命といったものも、わが説からすれば、それは「関係性」であり、エネルギーと同等のものである、ということになります。

 したがって、或る個性、そしてまた別の個性があって、それらを互いに関係づけるのがエネルギーである、ということになるのです。

 「Aさんの肉体」があります。そして、そこには、脳や筋肉や骨や臓器といった様々な構成要素があります。

 「Aさんの魂」とか「Aさんの命」といったものは、それらの要素を互いに結びつける「関係性」にほかならないのです。

 ということは、「Aさんの魂(Aさん内の関係性)」は、「Aさんの肉体」だけに宿るのが当たり前である、ということになりましょう!

 もし「Aさんの肉体」に「Bさんの魂」が入り込めようものなら(そんなことは原理的に無理なのだけれど)、それは「Aさんの肉体」にとっては❝よそ者❞なのであって、とてもじゃないけれど、「Aさん内の各構成物」を互いに関連付けられないんですね。

 

 ていうか、そもそも、肉体と魂を分けること自体、無理なんです。

 

 そう考えるのが一元論の立場なのだから仕方ありません。

 

 時代はもう、一元論の隆盛期に入ろうとしているのです。

 二元論は既に、古い考え方になってしまっています。

 ニュートン*1デカルト*2の時代ならそれでもいいけれど、いまはもう、その発想じゃ駄目です。

 科学的・論理的な証明の段階にきているのですから。

 一元論の正しさについてね。

 

 

 

 

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*1:古典物理学の創始者。時間と空間を絶対的なものと捉える二元論の立場に立っていました。

*2:数学者、物理学者、哲学者。肉体と精神とを分けることを起点にして論理展開していく二元論的な思索方法の創始者。

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