橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

300万個までの一本道

 興味深い数値があります。

 人間一人が生涯に亘って産生する癌細胞の数は、およそ300万個だそうです。

 さらに興味深いことに、それは万人に共通する数値であるらしいのです。

 人種、性別、年齢に関係なく、すべての人に当て嵌まる、普遍的な枠組みとなっているのですね。

 つまり、100歳長寿を全うした人も、若くして癌で他界された方も、体内で作り出した癌細胞の総数は、まったく同じなのです。

 

 なんと不思議な現象でありましょうか。

 

 人生というのは「一本道」であることが、そこから窺えますね。

 

 個々の人生は、そこでの歩みが「速いか・遅いか」の違いがあるだけである、ということになるのですよ、歩み終えるまでの道のりにおいてね。

 

 速く歩いてしまった人は、若くして癌で亡くなった方のことを指すのであるし、遅く歩いた人は、長生きできた人のことを指すのであります。

 

 寿命の年数には違いがあっても、産生した癌細胞総数に違いはありません。

 両者ともに、300万個で、まったく同じ。

 

 要するに、300万個に到達するまでに何年かかったか、の違いでしかないんですよね、それぞれの寿命というものはね。 

 一気に300万個に達するのか、それとも、なかなか達しないのか、の差なんですよね、長生きできるかどうかの違いって。

 

 でも、まあ、どうせなら、長い年数をかけて、ちびちびと産生していく方が、望ましい生き方であるような気は、私はします。

 たしかに、どう生きるかは人それぞれでしょう、しかし、「一本道」を進んでいくうえで最も大切なことは、無理をせず、バランス良く、時の流れに着いてゆく、同調する、ということなのであります。

 

 そうすれば、癌細胞だって、ちびちび出てこざるをえなくなるのですから。

 

 

 

 

 

 

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