橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

文章とは「有機化合物」である

 よく、良い文章を書くコツは「起承転結」を設けることだと、文芸指南本や書き方講座のテキストなどに書いてありますよね。

 その通りだと思います。

 では、なぜ、そうすることが推奨されているのでしょうか?

 それは、小説や作文、企画書などの、まとまった文章というものが、一種の「有機化合物」であるといえるからです。

 つまり、全体を構成する各要素がそれぞれ個性的な特徴を持ち、繋がり合う(化合する)ことで、文章は大きな魅力を生む、と考えられているからなのですね。

 要するに、一律じゃ駄目だ、ってことですよね。メリハリをつけないといけないんですよ。

 だから、「起承転結」を設けるべきなのであります。

 さて、そうであるなら、たとえば小説を書く場合は、細部よりも全体のバランスを考えることが何よりも大切となってくる、ということになりましょう。

 たしかに、細かいところで、同じフレーズや語尾を使い回しにするのは有機性を損ねるからNGなのだけれど、バランスさえ守られているのであれば、多少、細部が稚拙だったとしても、全然かまいません。

 舌足らずでもOK。

 むしろ、単純な、判りやすい言葉であるほうが望ましい。ただし、それを何度も連発しすぎちゃダメ。

 無機的になってしまうからです。

 そうした愚を犯さないために重要なのが、語彙力なのです。

 

 それを活かし、言葉を言い換えられるだけ言い換えるべきなのです。

 

 ポイントはそこに尽きるといってよいでしょう。

 そこだけ。

 文末表現と、全体の構造、そしてそれらが有機的な豊かさを持っていること。

 

 唯一にして絶対の条件はそれだけなのだから、ラクなものでしょう。

 気付いてしまえばね。

 

 

 

 

 

 

 

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