橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

原因と結果の連動

 病気と怪我とが、連動している場合があります。

 すなわち、怪我の原因が病気にある、というケースですね。

 たとえば、自律神経失調症に基づくアトピーやアレルギーなどが、そうです。

 この場合は、どこからどこまでが病気で、どこからどこまでが怪我なのかが、あやふやであります。

 病気と怪我との間の境界線が曖昧になっているんですよね。

 まるで胃癌の摘出手術をした後の、胃と腸との境目が曖昧になっているのと同じようにね。

 ただし、自律神経の乱れによるアレルギー症状の場合は、それらの連動性が判りやすいといえば判りやすいです。

 末端の皮膚における自律神経が乱れて、ホルモンバランスが悪くなり、痒みを発するから、ついつい手で掻いてしまい、皮膚を傷つけてしまう。ゆえに、そこが怪我っぽくみえることになります。

 でも、原因は病気なんですよね。

 だから、病気を治せば怪我も治ることになります。

 自律神経失調症を治せば、アレルギー症状も治ることになるわけです。

 まあ、シュレーディンガーの猫*1のケースに比べれば、ずっと判りやすいでありましょう。

 あれは、ミクロとマクロの連動の話ですからね。

 ミクロ世界で発生した原因がマクロ世界での結果に影響することをどう考えるべきか、の話ですから。

 とはいえ、それも、ミクロ世界での原因をクリアすれば、自ずとマクロ世界での問題も解決してしまうんですよね。

 

 その点だけをみれば、案外、どうってことのない話なのかもしれません!

 

 

 原因と結果との間にある連動性(因果律)さえ見極めてしまえるなら、あらゆる問題を解決することが(理論上)できるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 ****************************************

 

 

 

 

 

 

 併せて、こらもご参照いただければ幸いです。

 

hirameking.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:物理学者のシュレーディンガーが考え出した仮想実験のことです。箱の中に、猫、放射性物質およびその検出装置、毒の入った瓶をいれておきます。もし放射性物質放射能を吐き出せば、検出装置が反応して瓶のふたを開ける仕組みになっているので、毒にやられて猫は死んでしまいます。一方、もし放射能が出ないままであるなら、猫は無事でいられます。量子力学では、放射能がいつ出てくるかはミクロ世界のことなので確率的にしか把握できないんだ、「猫が生きている状態」と「猫が死んでいる状態」とが重なり合っていると捉えるしかないんだ、観測者が箱を開けてみてはじめて事実がどちらかに確定するんだ、としています。でも、シュレーディンガーは、放射能の確率的放出というミクロ世界の出来事が、猫の生死というマクロ世界の出来事に連動してしまうのはおかしいのではないか、と主張したのでした。

広告を非表示にする