橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

システムの力

 問題を解決したり、目標を達成したりする原動力となるのは、必ずしも気合や根性だけなのではありません。

 それらももちろん大切な要素ですけれど、最も重要な要因となるのは、システムであります。

 日々の仕事をこなすのも、病気を治すのも、すべてシステムの力なのです。

 なぜかといいますとね。気合や根性だけでは長続きしないからなんですね、あらゆるトライアルはね。

 でも、システムがちゃんと整っていれば、人間が行うトライアルというのは長続きするのですよ。

 だからそのぶん、結果も出やすくなります。

 気合や根性だけで闇雲にトライアルをし続けることほど人間を疲れさせるものはありません。

 それは長続きしないし、挫折しやすいんです。

 

 大事なのは、システムを構築すること。

 

 まずはそっちに全力を投入するべきなのであります。

 

 では、具体的にみてまいりましょうか。

 たとえば、バレーボールの全日本チームに対して私が勝手に分析した限りにおいては、次のような欠点が日本人そのものの弱点として挙げられるように思われます。

 

 すなわち、日本人って、たった一人のスーパースターばかりに依存する傾向が強い、ということなのですね。

 

 全日本バレーボールチームにおいても、なぜか、圧倒的なスーパー・エースばかりにスパイクを打たせようとするんですね。

 (素人考えで申し訳ないんだけれど)もっと、クイックを使ったり時間差を絡めたり、バックアタックを仕掛けてみたり、といった、多彩な攻撃をするべきだと思うんですよ。でも、観ていると、多くの場合、スーパー・エースにばかりボールを集める単調な攻撃に拘り、決まっているうちはいいけれど、結局はブロックされて失点する羽目になる。

 

 大事なのは、個人の資質に依存するのではなく、システムの力に依存するということなのです。

 

 (不謹慎な例かもしれませんけれど)太平洋戦争のときだって、そんな感じでしたよね。

 戦艦大和というスーパー・エースをみれば判るでありましょう。

 一説には、そのような巨大戦艦を作るくらいなら、ザコでもいいからもっとたくさん戦闘機を作り、アメリカ本土の主要軍事拠点をピンポイントで爆撃し、慌てさせたところで和睦へ持ち込んだなら、一応の勝ちは収められたであろう、といわれています。

 ここでも、組織の力、システムの力が物を云う、というわけですね。

 

 スーパースターも、スーパー・エースも、それはそれで頑張ればいいんですけれど、やはり勝つためには、システムの力で確実な成果を収めることが重要なのであります。

 宝くじに当選することを事業計画に組み入れている企業なんか無いでしょう?

 そういうスーパー・ラックに期待なんかしていたら、会社は潰れてしまいます。

 

 ビジネスのみならず、スポーツも、戦争も、個人の人生戦略も、すべて大事なのは、システムの力で成果をもぎ取る、ということなのであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広告を非表示にする