橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

「花より団子」よりも「団子より花」の方が難しい

 「いじめ撲滅」と「金儲け」とでは、どちらがより難しいでしょうか?

 答えは、「いじめ撲滅」のほうです。

 なぜなら、こちらはかなり高尚な営みであるばかりか、いじめっ子といじめられっ子の双方を、モラルとか哲学などの点でレベルUPさせる必要があるからです。

 いじめられっ子に関しては、いじめられないように自分を鍛え上げ、❝武装❞し、レベルUPしない限り、いじめ被害を防げないでありましょう。

 いじめっ子に関しては、いじめが悪い行いで、カッコ悪い振る舞いであることを道徳的・哲学的に理解できないうちは、いじめをやめようとはしないでありましょう。

 

 だから結局、双方ともにかなりのレベルまで成長し、よほどの❝デキる人間❞にならないと、「いじめ撲滅」は実現できないのですね。

 

 大人でさえ難しいのに、子供にそのようなモラルを求めたって、最初から無理なんですよ。

 

 おそらく、社会全体が、「花より団子」的な価値観から「団子より花」的な価値観へと移行しない限り、「いじめ撲滅」なんて夢物語だろうと思います。

 果たして、そのような高尚な営みができる人なんて、この世にいるでしょうか?

 答えは残念ながら、NOです。

 

 「金儲け」のほうが、それに比べたらよっぽど簡単でしょう。

 

 「花より団子」でOKなんだからさぁ!

 

 ターゲットとなる人々をズボラになるように仕向け、堕落させるのが、「金儲け」です。

 一方、「いじめ撲滅」のほうは、ターゲットとなる子供たちを善導し、成長・向上させる取り組みのことをいいます。

 

 まったくの真逆なんです。

 

 どっちがより難しいかなんて、火を見るより明らかなのです。

 

 そして、人間という生き物は、「易きへ流れる」存在なわけだから、どのような傾向が強まるかは、自ずと判ってくるわけであります。