橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

オール・オア・ナッシング

 DNAが損傷した細胞は、「再生」か「自死*1かの2つに1つに落ち着きます。健康であればそうなります。その中間はありません。

 

 オール・オア・ナッシングというわけですね。

 

 なぜ、そのような仕組みになっているのかというと、そのまま放っておけばガン細胞になってしまうからです。

 そうなってしまえば、もはや組織として存続していくのは難しくなります*2

 

 さて、ところでね。パレスチナ問題も、じつはこれと同じような構造があるように思われます。

 すなわち、パレスチナ自治区側が自爆テロを行なったかと思うと、今度はイスラエル側が報復に空爆する、というように、暴力の連鎖が止まらないわけだけれど、これはちょうど、「オール」と「ナッシング」の中間の状態であるような気がするんですね。

 だから、いつまでもこのまま、ということにはならないと考えられます。

 

 いつかは、「オール」か「ナッシング」のどちらかに収束していく、と予想されるわけです。

 

 つまり、完全平和を実現するか、国が滅びるかの、どっちかに必ず落ち着く、ということなのです。

 

 あたかも、細胞が再生かアポトーシスかのいずれか一方に収束していくかのようにね。

 

 もちろん、これは、話を単純化して考えた場合は、ってことですけれど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:アポトーシス」といいます。

*2:ガン細胞そのものは(栄養源さえ確保されていれば)永遠の命を持っています。「ヒーラ細胞」と呼ばれるものが、その証拠の1つです。