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橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

数打ちゃ当たる

 「機械的ビジネス術」。

 これこそが、カネ儲けを実現するための秘訣でありましょう。

 

 ビジネスというものは、意外に、熟考したり、綿密にプランを練り上げたりしているだけでは、うまくいきません。

 

 会議とかも、そうでしょう。或いはクライアントに対するプレゼンとかでも、そうでしょう。

 論理的に筋道を立てて綿密な企画書を作成したとしても、必ずしも採用してもらえるわけではありません。

 そういうもんなのですよね、ビジネスってね。

 

 むしろ、テキトーなほうが当たりやすいとすらいえるのです。

 

 したがって、テキトーに、「数打ちゃ当たる」方式でもって、機械的に売り込んでいくほうが、かえってうまくいったりするもんなのですよね。

 

 なぜなら、相手が人間だからであります。

 

 所詮、ビジネスなんてのは、人間相手。

 完全無欠の神様を相手にする営みなのではありません。

 

 残念ながら、必ずしも信用できる相手ではないのです。

 

 理屈が通じない。

 話が通じない。

 

 それが、人間というものなのです。

 

 その人間を相手にしなければならないのがビジネスであるから、テキトーに、機械的に、売り込みをしていけば足ります。

 それで充分です。

 それ以上のことは、やるだけ時間の無駄です。

 

 そう考えてきますとね、ビジネスって、「現代国語」の科目と似ていると思われます。

 

 現代国語の問題を解く場合、文章の意味なんか考えてちゃいけません。

 そんなことをしていたら絶対に解けません。

 

 そこでは、自分独自の解釈や、勝手な印象を持つことはNGなのですよ。

 

 そうじゃなく、文章の流れに即して、そこで求められている解を機械的に導き出すことこそ、求められているのです。

 

 独創性や文学性、芸術性といった要素は一切求められてはおらず、機械的に答えを取りだしてくる❝事務処理能力❞だけが求められるような、そんな或る意味、冷めた科目であるといってよいでしょう、現国ってのはね。

 

 ビジネスもそれと似ているところがあります。

 つまり、ビジネスも或る意味、冷めた営為であるといえるのですね。

 

 冷めているし、「情けは人の為ならず」だし、こういっちゃなんだけれど、あまり女の子ウケしない営みであることだけは、確かでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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