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橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

何かをするためには、何かになっていなければならない

 ユダヤ人にとっては、戦乱や災害のときに最優先で持ち逃げすべきものは知恵である、とされているそうです。また、彼らは、自分への投資において最も重視すべきものを、教育である、としています。

 大富豪やお金持ちの人たちにも、同様の傾向があります。

 たとえば、子供には遺産をあげない、という金持ちは多いのだけれど、その理由も共通しています。

 

 すなわちね、「器」を育てるのが狙いである、ってことなんですよね。

 

 金持ちになるには金持ちの「器」をまず持たなければならないし、成功者になるにはまず成功者の「器」を備えておかねばならない、ということなのです。

 

 金持ちの親が我が子にあっさり財産を譲ってしまうと、「器」の無い人間が大金を手にしたことになります。

 大金を持てる「器」を持たない者が大金を持ってしまうと、必ず、それを失う羽目になってしまうのです。

 だからこそ、ユダヤ人や大富豪たちは、遺産を子供ではなく慈善事業へ寄付するのですね。

 ただ単に金を子供に譲ってあげただけでは、子供が「器」を育てるチャンスを奪ってしまうことになるからです。

 ユダヤ人が教育の重要性を説くのも、そうした理由に基づいています。

 

 人から教わるのでもいいし、自分で自分を教育するのでもいいでしょう。

 いずれにせよ、教育や学習を通じて自分の「器」をまずは育て上げるべきなのです。

 

 そうすれば、お金持ちにもなれるし成功者にもなれるのですね。

 

 ゲーテ*1は、こう言いました。

 

 「何かをするためには、何かになっていなければならない。」と。

 

 何かを成し遂げたいのなら、まず、何かを成し遂げられるような「器」を備えた人物になっておく必要がある、というわけですよ。

 要するに、優先順位の話ですね。

 

 まずは「器」が先だよ、っていうこと。

 

 なかなか奥が深いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:念のため申し添えておきますけれど、ゲーテはドイツ人です。ユダヤ人としてここでご紹介したのではないという点にご注意ください。