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橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

自尊心の持つ巨大エネルギー

 自尊心とは、原子力のようなものであり、大きなエネルギーを持ち、使い方次第で毒にもなれば薬にもなる、そういった「諸刃の剣」的な存在だといえましょう。

 これは、万物すべてに当て該まるというものではなく、人間についてだけいえるものと考えられます。

 人間以外の動物や植物は、大自然の絶妙な調整によって、自尊心をうまく適正レベルに抑えており、決して完璧主義やエゴイズムに陥ったりはしません。

 そういうのに陥るのは人間だけです。

 

 じゃあ、なぜ人間の自尊心にはそのような、一方では危険ともいうべき大きなエネルギーを、わざわざ内包させてあるのでしょうか?

 

 これはやはり、地球に対する❝大規模な分解屋❞としての仕事をさせるためであると、考えられます。

 

 人間が大きなエネルギーを内包した自尊心をもともと備えていることで、人間は根源的に欲張りでモノぐさな存在となり続ける。その結果、自分たちの欲望をなんとか満たそうとしたり、不便さを解消しようとしたりする。

 この計画を実現するためには、高度な科学力を構築し、それを用いてダイナミックに社会活動、経済活動を行う必要があります。

 そのような営みこそが、自動的に、地球に対する「消費・分解活動」となるわけです。

 

 そうすることで、人間は、自然界の変滅性・有機性の維持に貢献しているのであります。

 

 自尊心の持つ巨大エネルギーは、そのための道具だったのです。