橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

プライドを持って働くということ

 日本人はときに、海外の人たちから、「エコノミック・アニマル」であると揶揄されてしまうことがあります。それは、残念ながら、よくあることです。

 そして、その「エコノミック・アニマル」ぶりが現れてしまいやすい場があるとすれば、それはどこかといいますとね。

 

 それは、会社ではないでしょうか。

 

 会社というのはそもそも、利潤追求の主体であるわけだから、「エコノミック・アニマル」の側面が現れてしまったとしても、致し方ない面もあろうかと思います。

 

 ところでね。そういう場というのは、利潤をめぐる命がけの戦場でもあるわけです。

 だから、人と人との暖かい交流とか、心の触れ合いといったものについては、どうしても希薄化してしまうといわざるを得ないんですよね。

 これは或る意味、仕方ありません。

 

 仲良しサークルじゃありませんからね。

 

 でも、そうはいっても、あまりにも人間同士の心の交流を疎かにしすぎて、価値体系の中心をモノとかカネとかに限定しすぎてしまうと、いろいろと心の歪みが出てきちゃうと思うんですよね。

 最悪の場合、うつ病自律神経失調症などのトラブルが出てしまうこともあるでしょう。

 

 人を人とも思わないような環境にどっぷり浸かりすぎてしまっているなら、どうしてもそういうことが起きてくるでありましょう(もちろん、自分の能力を発揮できる、やり甲斐のある職場に身を置いているなら、この限りではありません)。

 

 働く人々は、「エコノミック・アニマル」ではありません。

 人間らしい生身の肉体・魅力を持った存在なのです。

 

 人間は、生きるために米を生産してそれを食べているけれど、米を生産するために生きているのかといったら、そうじゃありませんよね。

 それと同様に、人は生きるために会社で働いてお金を稼ぐけれど、会社で働くために生きているのかといったら、必ずしもそうじゃないと(私は)思うんですよね。

 

 論理関係でいえば、まず、「幸せ」が一番先にくるのであって、他のあらゆることは、それを実現するための手段なわけです。

 

 自分が幸せになるために頑張って働き始めた筈なのに、そのせいでストレスをためてしまったり、体調を崩してしまったりしたのでは、本末転倒というものです。

 

 ビジネスやカネなのか、それとも幸せなのか、ということですね、結局ね(もちろん、両立できるならそれに越したことはありませんけれど)。

 

 

 誘引の法則でそっちのセルフ・イメージへと引き摺られないように、せめてプライドだけはしっかりと持ち続けたいものですね、自分らしいものをね。

 

 

 

 

 

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