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橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

「御恩と奉公」はギブ&テイクそのもの

 鎌倉幕府室町幕府が、江戸幕府と比べて早々と崩壊した理由について考えてみました。

 

 それは、ギブ&テイク原理と深い関係があるように思われます。

 

 鎌倉幕府のシステムを支えていたのは、もともと「御恩と奉公」というギブ&テイク原理でした。

 幕府側が御家人たちに対して領地という「ギブ」を与えるかわりに、「奉公」とか「一所懸命」とか「いざ鎌倉」とか、そういった忠誠や労力としての「テイク」を、御家人たちから貰う。

 このような信頼関係こそが、幕府の根幹を支えていたのでした。

 

 ところが、やがて、御家人のなかの一人にすぎなかった北条氏が徐々に台頭してくるにつれて、日本各地の所領を北条氏が私的に独占するようになり、他の御家人たちの不満は募っていきました。

 このことはまさに、「御恩と奉公」のシステムが崩壊することを意味し、「ギブ&テイク」原理の消滅へと繋がったのでした。

 そうであるがゆえに、鎌倉幕府は140年そこそこで滅亡してしまったのだと考えられます。

 室町幕府も似たようなものでしょう。

 

 一方、江戸幕府をみてみますとね。

 彼らは石高制を採用し、各藩に裁量ある行政権を与え、経済的に潤わせたのでした。

 そのため、諸大名は不満をあまり抱かず、幕府に対して高い忠誠心を持っていました。

 

 これはまさに、「ギブ&テイク」原理がうまく機能していたことを意味します。

 

 だからこそ、江戸幕府はおよそ300年も存続することができたのでありましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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