読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

男、女、ホルモン

 性ホルモンの働きは、スケールというか、パワーが男女で異なっています。

 「パワー」の違いと申し上げたのは、「単純だけどダイナミックに作用する」のか、それとも「きめ細やかだけど穏やかに作用する」のか、という意味で性質が異なる点を強調するためです。

 

 男女それぞれについて、モデルを図示しましょう(下記の通りです)。

 

 

f:id:hirameking:20151116221907j:plain

 

 男性ホルモン(左側)、女性ホルモン(右側)、それぞれについて、作用を私なりにイメージ化してみた結果、出来上がったのが、上図です。

 図中の矢印は、ホルモンを表わしています。

 先述したように、ホルモンの作用は男女間で違いがあります。

 

 「パワー」が違うのです。

 

 もともと、男性の体は、少ない遺伝子数で構成され、女性に比べて単純な構造となっています。

 なぜ、単純な構造となっているのかといったら、それだけエネルギーを恵んでもらえなかったからだと考えられるのですね、神様からね。

 

 ハンディがあるんですよ。

 

 これは芸術家としての私の直感です。だって、絵を描いていれば一発で判りますからね。

 女性の肖像画のほうが、ずっと手間暇がかかるし、気を遣いますもん。

 男性の肖像画なんて、女性に比べれば物の数じゃありませんよ、たとえイケメンとかでもね。

 男は、残念ながら、造形的には大したことありません。

 

 それだけ、神様から注がれたエネルギー量が少なかったということが窺えるのですね。

 

 つまり、男性は先天的にハンディを背負わされてしまっている、そういう存在であるといえましょう。

 

 大した遺伝子数も持たないし、体のつくりも単純であるため、本来であれば、あまり高度なパフォーマンスはできない、ということになります。

 でも、それじゃ可哀相だ、という流れになったんでしょうね。

 

 そこで、そのハンディを克服させるため、神様は男性の体の中に、❝怒りの逆襲素子❞を埋め込んであげたのだと考えられます。

 

 それこそが、男性ホルモン(テストステロン)というわけです。

 

 そうであるがゆえに、男性ホルモンの精神作用というのは、攻撃的な性格を作り出す働きがあるのです。

 

 さてね。このようにね、怒りに満ちた逆襲のパワーがあるからこそ、胎生課程*1において男性ホルモンが作用すると、脳が男性化するのだと考えられるのです。

 

 性分化を決定する因子として、現在、男性ホルモンの働きがたいへん注目を集めているけれど、なぜ男性ホルモンがそうした決定に対してイニシアチブを持つまでの存在たりうるのかといったら、それだけパワフルだから、ということになりましょう。

 

 一方、女性の体というのは、遺伝子数の多さ、造形的な美しさに鑑みて、先天的にとても恵まれた、複雑で豊かな構造を持っている、と見做すことができます。

 その余裕のお蔭で、とくにパワフルな性ホルモンを作り出す必要はなかったのでしょう。

 だから、フツーに女性ホルモン(エストロゲン)とかがあればいいわけで、わざわざ攻撃的な性格にならなくても済んでいるのだと思われます。

 

 男のほうは逆に、余裕なんてもともと無いから、一発逆転をかけて、パワフルな性ホルモンを作り出さざるをえなかった。

 これはあまりにも強力な生理作用・精神作用があるため、良い方向に働くこともあるけれど、悪い方向に転がるときもあって、いってみりゃ❝諸刃の剣❞みたいなものなんですよね。

 

 まあ、長いこと男性をやっておられる方であれば、十分にお判りでしょうけれどね。

 

 男は、すぐ無茶をしちゃう。

 

 女性みたいにバランスを常に意識するようなところが、もうちょっとあればいいんですけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:女性の胎内で受精卵が細胞分裂を繰り返しながら、徐々にヒトの胎児へと成長していくプロセスのことを、発生生物学の用語で「胎生期」とか「胎生課程」というふうに呼びます。

広告を非表示にする