橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

相対的存在と絶対的存在

 ヒトには、性別があります。

 

 そして、男・女2種類の性別が存在するということ自体、それが私たちが絶対的存在ではないことを証明しています。

 

 なぜなら、もしヒトが全知全能の、パーフェクトな、絶対的な存在ならば、そもそも2種類に分かれる必要が無いからです。

 

 わざわざ2つに分かれて異なる仕事を分担させ、もちつもたれつの関係を築かせ、互いに高め合い、補完し合って生きているのはなぜかっていったら、それは人間が相対的存在だからでしょう?

 

 絶対的存在ならば、自分単独で何でもこなす能力があり、他者と協力し合う必要はありません。

 そもそも、「他者」という概念さえ最初から無いのですね。

 絶対的存在でありながら他者というものを必要とする、というのでは、それは論理矛盾になってしまうのです。

 

 したがって、私たちは誰もが異性の力を借りなければ生きられない「有性生殖というシステム」下にいること・・・それ自体が、私たちの非絶対性(すなわち相対性)を物語っていることになるのであります。