橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

「ジェネラリスト」

 人間が常日頃エクササイズとして単純計算をしていると、やがて計算能力がUPするのだそうです。そのような実験データがあるらしいです。

 そして、単純計算の効用はそれだけじゃなく、計算能力以外の能力、学習能力についても、機能をUPさせることができるらしいのですね。

 

 この点、計算能力が高まるのはなんとなく判りますよね。だって、計算しているわけですからね。

 しかし、それ以外の能力についてまでも上昇させてしまえるのは、ちょっぴり不思議な感じもします。

 

 じゃあ、そのような効用をもたらしうるのは、一体、どうしてなのでしょうか?

 

 それはですね、要するにね。

 計算能力が計算練習によってUPしたということは、脳の前頭前野を鍛えたということなんですよね。

 

 計算能力というのは、要は、数の概念を用いた論理の積み重ね、論理操作の能力のことをいいます。

 

  だから、計算練習によって計算能力が高まれば、前頭前野の機能が高まったということであり、論理操作の能力が高まったということでもあるのだから、当然のことながら、他の分野についての能力も論理操作という作業を含んでいる以上、機能がUPしてしかるべきである、ということになるのです。

 

 このことから判るのは、前頭前野というのは、何かに特化した仕事をする部位・機関(スペシャリスト)なんじゃなくて、普遍的な仕事をこなす「ジェネラリスト」なのではなかろうか、ということなのであります。そういうようなことが、推測され得るわけであります。

 

 まさにそれは、❝脳の司令塔❞ってことですね。

 

 私たちは、計算練習をすることで、そのような司令塔の機能を高めることができるのであります。

 

 

 だからこそ、まるで人が変わったみたいに、全般的な分野にも通じてしまうようになっちゃう。

 

 

 これは、驚きです。