橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

組織の宿命

 組織には、組織であるがゆえの、抗うことのできない宿命があります。

 それは、誕生と同時に消滅へのカウントダウンが開始する、ということです。

 

 だから、その組織を構成する成員にできることといえば、少しでもその時期を先送りする、ということだけです。

 たとえば、会社を創立したなら、少しでも倒産の時期を先送りできるように努力する、ということなのですね、社長や従業員たちにできることってのはね。

 

 ところが、そこにも宿命的なマイナスポイントがあるのであって、やはり恒常的で膨大な努力が求められることを覚悟しなければならないでしょう。

 

 

 万物は流転します。

 あらゆる物や人が移り変わります。

 

 

 ゆえに、時代も、社会も、経営方針も、時の流れとともに変わってゆくべきなのです。

 つまり、過去の成功法則はだんだん通用しなくなる、ということなのですね。

 

 

 したがって、私たちは、常に、創意工夫を心掛ける必要があるのです。

 

 

 個人で仕事をする場合ですら大変なのに、組織を運営するともなると、なおさら大変でありましょう。

 

 人はみんな現状維持に奔り、新しいことへ挑戦しようとはしなくなってゆく。

 なんだかんだ口実をつけては、こちらの言うことを聞かなくなる。

 

 冒頭で述べた「宿命」ってのは、まさに組織のそういったセクショナリズム大企業病ともいうべき弊害の部分を指しているんですね。

 

 「宿命」である以上、それは避けられません。

 

 時代の変遷とともに新しいチャレンジをし続けねばならないのに、組織であるがゆえに、そのフットワークはどんどん重くなってゆく。

 そこにパラドックスがある。

 

 

 よほどの創意工夫とたゆまぬ努力をしない限り、組織というのは滅亡へのカウントダウンを緩めることはできないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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