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橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

インスパイアの対象としての「過去」

 「芸術」とは、真実をカッコ良く歪めること。

 そうであるならば、「未来」というものに対してインスパイアされることはありえない筈です。

 なぜなら、歪める対象となる「真実」がまだ存在していない、明らかになっていない、そういった状態では、歪めたくても歪めようがないからです。

 

 一方、「過去」は違います。

 「過去」は、もう既に私たちが経験済みの真実なわけです。

 それゆえ、「真実をカッコ良く歪める」とする「芸術」の定義に見事に適合しうることになります。

 

 真実は写真や映像として残っています。

 だから、好きなだけ歪めることが可能なのです。

 

 私が「過去」というものにインスパイアされる理由は、まさにそういった点にあるのですね。

 

 ていうか、「現在」を基準にして考えれば、「過去」はもう、ただそれだけで「歪んで」いることになりますからね、十分にね。