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橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

一刀流は一流

 宮本武蔵に剣術で勝つためには、一体、どうすればよいでしょうか?

 それは、彼がこちらを斬り付けるよりも先にこっちが彼を斬っちゃえばいいだけの話です。

 言葉にしちゃえば、きわめて単純な理屈であります。

 つまり、刀を振り下ろすスピードが、彼のそれよりも速ければいい、ってことなのですね。

 

 剣術の試合では、より速いほうが勝つのです。

 

 実際、宮本武蔵と同時代に活躍した剣豪で、それを体現していた凄まじいまでの達人がいました。

 

 その男の名は、東郷重位。

 

 彼は、剣を振り下ろすスピードが誰よりも速かった。

 

 それゆえ、武蔵は、なんだかんだ口実をつけては、彼との立ち合いを避けていたらしいです。まあ、要は、逃げていた、ってことですよ。

 

 そのくらい、東郷重位は強かったというわけですね。

 

 そして、彼が心掛けていた剣で勝つためのポイントは、きわめてシンプルなものでした。

 

 それは、ひたすら刀を速く振り下ろすという、ただ一点のみでした。

 

 そこだけを意識して訓練するのが、彼の流儀なのであります(「示現流」と呼ばれている一刀流の流派です)。

 

 そこから学べる教訓があります。それは、勝利のコツ、強さの秘密ってのは、じつはあまり複雑じゃあなく、単純そのものである、ということです。

 そういうことが窺えるんですね。

 

 これは剣術に限った話じゃなく、他のあらゆるジャンルについても当て該まることでもあると思います。

 

 要するに、一流になるためのエクササイズというのは、決して複雑じゃあない、ってことなのですよ。

 

 シンプルなの。

 

 一流と二流を振り分ける基準は、テクニックうんぬんよりも、やったか・やらなかったかの違いでしかないんですよ。

 

 究極のヒット・ポイントを見つけ出して、そこだけをただひたすらに、愚直に、やり抜くだけ。

 

 それだけで、一流になれるし、強くなれる。

 

 ヘンに考えすぎた武蔵の二刀流よりも、単純明快な東郷重位の一刀流のほうが、より「一流」だといえるのですね。

 

 私の場合でいえば、過去にもう何度も確認済みのことだけれど、その方法は、感性をインスパイアさせ、物を造るということ。

 私のやるべきことは、たったそれだけです。

 

 そして、さらにその具体的方法というのがあるんですけれど、ブログを書く身としては、それはここで述べることは差し控えるべきだと思うので、触れません。

 

 ただ、日頃から、読書をしたり、音楽を聴いたり、映画を観たり、ジョギング・ウォーキングをしたり、旅行をしたり・・・というように、常に感性を刺激するように心掛けてはいます。

 

 それらは、すべて一つのテーマで括ることができるからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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