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橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

ビューティー・フォース

 そもそも「美しい」とはどういうことかというと、それは「バランスが良い」ということです。では、「バランスが良い」とはどういうことかというと、それは結局、「エネルギーが豊かである」ということになるのであります。

 

 エネルギーが豊かであれば豊かであるほど、バランスを整える力(フォース)も大きくなるからです。

 

 そうであるなら、女性が美しいのはなぜかといえば、男性に比べて遥かに大きなフォース(造形力)を備えているからだといえましょう。

 

 では、その豊かな造形力・造形美の源はどこにあるのかというと、発生生物学でいう発生課程(胎生課程)に起因するのではないでしょうか。

 

 これは私の芸術家としての直感です。

 芸術家が造形的に美しい作品(傑作)をつくる場合、そこには多大な力を注ぎ込まねばなりません。

 才能、アイデア、情熱、集中力等、あらゆるフォースが注がれてはじめて傑作は生まれ得るのです。

 たとえば彫像を例に考えてみましょう。表面がゴツゴツした荒削りの彫像を作るのは比較的ラクなのだけれど、表面が磨きぬかれた、丸みのある美しい彫像を作るのは大変です。かなりの力を注ぐ必要があります。

 

 そのことと同様に、発生課程においても、注がれるフォースの大小によって造形美の大小が決まってくる、もっといえば染色体レベルでの性別が決まってくるのではないでしょうか。

 具体的にみていきましょう。

 性染色体においては、男女間で組成が異なっています。

 女性はX染色体(遺伝子数=1098個)が2本あり、男性はX染色体とY染色体(遺伝子数=78個)が1本ずつあるだけ。

 

 女性のほうが遥かに遺伝子数が多いのです。

 

 造形力の差はここから生まれてくるものと考えられます。

 

 フォースがたくさん注がれれば性染色体はXXの組み合わせとなり、フォースが少ないかもしくは全く注がれない場合は性染色体はXYの組み合わせとなる・・・こんな大胆な仮説も生まれうるのです(ビューティー・フォース説)。

 

 その根拠は、女性のフェイスラインやボディーラインが丸みを帯びた豊かな造形美を持っている点に鑑み、発生課程でたくさんのフォースを注がれたと推認しうることと、もう一つは半陰陽*1の症例があることに基づいています。

 

 太古の昔、私たちの祖先は、無性生殖から有性生殖への転換を図りました。

 性染色体というものは、その当時に誕生し、代々受け継がれ、現在に至っても不変のままだと考えられます。

 それゆえ、性決定のシステムは、もっぱら、X染色体しか持たない卵子が、X・Yどちらの染色体を持つ精子と結合するかによって、男になるか女になるかが決まるようになっている、とされています(通説)。

 つまり、性決定というのは受精と同時に確定する、とされているのです。

 

 しかし、場合によっては、当初の性染色体通りの性別個体にならないことがあるのです。

 

 これは、「ビューティー・フォース説」*2で説明すると整理しやすくなります。

 この説では、発生課程で大きなフォースが受精卵に対して注がれることで、当初の性染色体組成が変更される、つまり❝天然の性転換手術❞が行われ得る、との大胆な発想に立っています。

 

 このケースでは、「受精卵の組成がXYである場合」で、かつ「フォースの注入があった場合」に起こり得る現象です。

 この場合は、フォースの注入によって、当初「Y」だった部分が「Ⅹ」へと格上げされ、「XX」の組成へと変わり、女性化したという、❝天然の性転換手術❞のケースであると考えることができます。

 

 また、さらに、「ビューティー・フォース説」では、❝天然の美容整形手術❞のケースすら、想定しうるのであります!

 このケースは、「受精卵の組成がXXの場合」で、なおかつ「フォースの注入があった場合」についてです。

 この場合は、もともとエネルギー豊かなX染色体が2本もあるうえに、さらにそこにフォースも注入されるわけだから、非常に造形力豊かな美人の女の子が作られる、と考えられるのであります。

 

 これはまさしく、❝天然の美容整形手術❞を施されている、ということに(理論上は)なりましょう。

 

 「ビューティー・フォース説」の論旨からすれば、もしいまの性別が「女」だったとしても、受精の時までも「女用の設計図」(すなわち性染色体の組成がXX)だったかどうかなんて誰にも判らない、ということになるのです。

 もしかしたら、父親由来の性染色体はY染色体だったかもしれないのです。それがたまたまフォースの注入によって「Y」から「X」へと格上げされ、女の子として生まれてきたのかもしれないのです。そうじゃないなんて誰にも断定できません。

 

 また、もともと豊かな造形力を備えていた女の子用の受精卵に、さらに大きなフォースが注入されることで、美少女として生まれてきたのかもしれないのです。そうじゃないなんて誰にも断定できません。

 

 そう考えると、美の源はそこにこそあるのであって、「ビューティー・フォース」はすなわち「ハッピー・フォース」だといえるでしょう。

 

 まさに祝福に値しますね。

 

 

 

 ハッピー・バースデー!

 

  

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:XとYの組み合わせなのに女性である「XY女性」や、XとXの組み合わせなのに男性である「XX男性」が存在するのだけれど、これはフォースの注入が不完全に終わったケースだと考えられます。

*2:これは私の立てたオリジナルです。