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橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

目覚めやすさ

 脳はやはり、エンジンに喩えることができると思います。

 

 そうだとすると、「停止」させるのはたやすくて、「作動」させるのは難しい(労力を要する)ということになりましょう。

 

 つまり、脳というものもエンジンと同様、「停止」させやすく「作動」させにくい器官であるといいうるのであります。

 

 したがって、スイッチを切る行為すなわち「睡眠に入る行為(=入眠)」はたやすく、スイッチを入れる行為すなわち「目覚める行為」というのは難しい、というように実際もなっている筈です。

 

 そう考えると、なぜ橋(「きょう」と読みます)*1からレム睡眠中にランダムに放電されるという現象が起きるのか、についての解答も、自ずと得られることになりましょう。

 

 つまり、です。脳はいきなりエンジンを全開に「作動」させることは難しい、といま述べましたよね。よって、エンジンの「停止」と「作動」との間に、過渡期のような状態を経る必要があるんじゃなかろうか、と推測され得るわけです。

 

 この過渡期状態こそがレム睡眠であり、橋から発せられるランダム放電なのです。

 

 つ、ま、り。

 「停止」していた脳をいきなり「作動」させるのは難しいので、まず橋からランダムに放電させて、脳全体を徐々に刺激させてゆく(すなわち脳のウオーミングUPということです)。

 その刺激により喚起された記憶こそが、夢というものになって、睡眠中に認識される。

 こうして、脳を刺激する過渡期を数時間経過する頃には、脳も十分にいわばエンジンを「作動」させる態勢が出来上がっているから、そのスイッチを入れやすい、ということになるのですね。

 

 すなわち、「目覚めやすい」、ということなのであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:脳の、古皮質の中にある器官。

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