橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

コンテンツにおける誘引の法則

 早稲田大学名誉教授・加藤諦三先生も言っておられたように、物事って、「面白いからやるのではなく、やるから面白くなるのだ」という本質があります。

 

 「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのだ」ということと同じですよね。

 

 さて、そうであるなら、コンテンツに関すること(小説や漫画の実写化、映画のリメイクなど)についても、同じ理屈が当て該まるでありましょう。

 

 要するに、結論から先にいいますと、既製コンテンツの焼き直し的な作品であっても、必ずしも良作でないとはいえないのだから、それがあたかも「ガム」であるかのようなイメージで捉えるのは避けたほうがよい、ということなのです。

 すなわち、「ガム」だから噛んで噛んで噛みつくした後にはもう味など出てこない、と見做してしまうのは早計である、という気がするのです。

 

 そこに誤解があると思われます。

 

 作品の世界というのは、「ガム」ではないのですね、イメージ的にはね。

 

 強いていうなら、「スルメ」のイメージということになります。

 

 噛めば噛むほど味が出る、という意味で、「スルメ」に近いのですね。

 

 

 物事って、奥が深くて、取り組めば取り組むほど興味が湧いてきて、面白みが増してゆくもんなのです。

 

 

 やるから面白くなる、という性質があるのです。

 

 

 打ち込むから、のめり込むから、面白いのです。

 

 

 やらないうちから面白さが判るということは、残念ながらありません。

 

 

 面白いか・面白くないかは、やった後で判断すべきものなのです。

 

 

 「スルメ」の味があるか否かは、噛んでから確かめてみましょう、ということなのであります。

 

 

 前述のようなコンテンツに関しては、多くの人は、❝食わず嫌い❞になってしまっているようにも見受けられるのです。

 

 

 コンテンツの世界、作品の世界も、やはり奥が深く、追究すれば追究するほど、味が出て、面白みが湧いてくるものなのです。

 

 

 

 誘引の法則は、ここでもきちんと当て該まるのであります。