橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

強い絆は豊かな個性から生まれ、豊かな個性は強い絆から生まれる

 私たちの暮らすこの世界は、いわば“時計仕掛けの有機体”であり、それを構成する個々のメンバーは、百花繚乱の個性派揃いの陣容となっています。

 あたかも、時計内部の歯車同士が互いに絡み合うかのように、成員それぞれが密接に関係し合い影響し合うことで、この世は円滑に機能するような、そんなシステムになっているのだけれど、そこで最も大切になってくる要素は、「個性」および「絆」であることが判ります。

 この点、いままでの私は、「個性」とは自己完結できるもので、独力で、たとえば人里離れた山の中で仙人のような暮らしをしていても、高いレベルに到達することが可能である、と見做していました。

 しかし、物理学における万物理論の研究を進めていくうちに、どうやらそうじゃないらしいことが、徐々に明らかになってきました。

 「個性」のブラッシュ・アップは、「絆」の締結というテーマから切り離して考えることはできないのです。

 つまり、「個性」は意外にも、他者との関係性のなかでこそ、磨きうるものなのですね。

 私が自分の論文のなかで紹介した個性についての式をみれば判りやすいと思います。

 

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 すみません、キャプチャしてアップロードしたら、画像がこんなに巨大化してしまいましたけれど(笑)、これですね。

 「i」は個性を指し、「n」は当事者数を、そして「v」が速さを指しています。「H」は個性の度合いを表わす単位で、私のオリジナルです。


 それで、個人の爽やかさや美しさ、若々しさといった「個性」は、私の導き出したこの式によって記述されており、計算で定量化することができます。

 ここで注目したいのは、「v」すなわち速さです。
 速さとは何かというと、距離を時間で割った値です。
 距離とは、自分と、その大切な相手(パートナー)との間の距離であり、時間とは、その人と共に過ごす時間のことを指します。


 そうであるなら、パートナーと長時間いっしょに寄り添い続けることこそが、速さ(v)を抑制し、よってもって「個性」(i)を豊かにすることに繋がるのだといえましょう。


 人は、愛する存在といっしょに過ごすことで、「あっちへふらふら、こっちへふらふら」するといったような“ブレ”をなくせるのです。

 
 つまり、一本芯の通った、軸がしっかりした人間でいられるのであります。


 したがって、「個性」を磨くためには、他者(パートナー)との関わり合いが大切になってくるのであり、自分一人だけでは完成させ得ないことが、みえてまいりましょう。


 孤独と個性は、相容れないものなのです。


 「個性」を豊かにするうえでは、「絆」が何よりも大切なのです。