橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

顕在意識と潜在意識のせめぎ合い

 人間の意識は、大別すると、顕在意識と潜在意識とに分類されると考えられています。

 顕在意識とは、本人が自覚できる、普段頭の中で考えている意識内容のことであり、潜在意識とは、それ以外の、意識に登ってこないあらゆる思考領域のことを指しています。

 両者は、一致する場合もあるけれど、そうじゃない場合もあります。


 意外かもしれないけれど、そういうことがありうるのですね。


 それが、顕在意識と潜在意識のせめぎ合いのケースです。
 
 この場合には、不思議な現象が起きることもあります。
 すなわち、どういうわけか、あと一歩のところで物事がうまくいかない、といったようなことが起きるわけですね。

 これは、顕在意識と潜在意識とが、内容的に反発し合っているために起こる現象であると考えてよいでしょう。


 たとえば、心の奥底(潜在意識)では仕事に行きたくないのに、顕在意識では仕事に行きたがっている、というケースがあったとしましょうか。こういう場合に、なぜか、仕事に数分間だけ遅刻するとか、忘れ物をする、といったようなことが起こるのですね。

 とくに、私たち日本人は仕事に真面目なので、たとえ嫌だったとしてもきっちり行こうとするわけですよ。それは顕在意識の部分でそうしようとしているんですね。

 でも、潜在意識の領域では仕事に行きたくないから、本人に、わざと、普段はしないような忘れ物をさせたりして、電車に乗り遅れるように仕向けるわけです。

 その結果、会社に遅刻する、とまあ、こんなような現象が起きてくるわけであります、ハイ。


 それで、本人は不思議でしょうがないわけですよ。

 一生懸命やっているのに、ついてないなぁ、って感じでね。


 でもね、それ、ついてないんじゃなくて、本人が会社に時間通りに行くのを(潜在意識の領域で)望んでいないってだけの話なんですよね。


 要するに、(遅刻は)望んだ通りの展開になっただけのことなのですね。




 それが、本人には意外な感じに認識されている、ということです。