橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

わがままアーティストⅡ

 南方熊楠博士の研究スタンスって、潔いと思います。
 すなわち、自分が生きているうちは、ひたすら研究に没頭し、すべての時間をそのためだけに費やす。
 研究成果をまとめたり公表したりはしない。
 
 要するに、そういった、研究そのものとは直接関係のない、付随的な面での仕事に関しては、自分の死後、後世の人たちが勝手にやってくれるだろう、という考え方なのです。

 自分は研究専門なんだ、研究オンリーで生きていくんだ、雑用なんかしていたら時間が勿体ないんだ、そういう覚悟を持っていたのですね。

 実際、その考えの通り、彼の残した膨大な量の研究資料は、いま現在も、専門の整理スタッフの手によって編纂作業が続けられています。

 まさに、時代を超えた共同作業が行われているというわけなのです。


 人の一生は短い。

 一人の人間が生きている間に成し遂げられる事業は、それほど多くはない。

 また、人は一人では生きていけない。必ず、他者と助け合って暮らしていかなければならない。


 社会というものは、分業システムで成り立っており、前々回のブログ記事でご紹介した例でいうなら、焼きそばパンの原材料となる小麦を栽培する農家さん、それを加工するパン工場さん、出来上がった製品を運ぶ流通業者さん、そしてそれを店頭で販売する小売り店さん、といったように、様々な専門的メンバーの“合わせ技一本”によって、クオリティーの高いものが作られる仕組みになっています。


 私は、学究肌というか、職人気質なタイプであり、(みんなでチームを組んで和気あいあいと仕事をやる楽しさは理解しつつも)できることなら、一人で、朝から晩までアトリエに閉じ籠もり、ひたすら絵を描き小説を書き論文を書き、というふうに、物づくりだけをやって過ごしていたい。

 余計な雑務に時間を奪われたくない。

 人の指図は受けたくない。

 自分のペースで自由に仕事をしたい。


 まあ、誰だってそうでしょうけどね、多かれ少なかれね。


 でも、私は、わがままアーティストなので、既に理論的研究を2つ完成させ、長編小説を1本書き上げ、新しいアート・フォームを考え出したということに味をしめ、2作目3作目、2本目3本目…というふうに、これからもより一層、物づくりに励んでいきたいと思っているのです。


 量子力学を覆すという私の目標も、まだ未達成ですしね。

 しかし、私が万物理論を完成させたことで、それの命はもはや風前の灯火となってきましたけれどね。


 さあ、あともうちょっとです!




 量子力学・・・


 






 





 ・・・ぶっ潰しませんか!(長谷川博己さんふうに)













 で、それらがいわば本業であり、その他にもまだ、副業的な仕事があるわけです。











 時間が足りない!




















 1日24時間じゃ、とてもじゃないけれど、足りない!









 いずれ、副業からは足を洗い、本業だけに専念するようにしたいですけどね。





 そんな時、もしかしたら、南方熊楠博士流の割り切りが必要になってくるのかもしれません。