橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

引き締め効果によるクールさ

 いろいろなCD(とくに昔のもの)を聴きまくっていたんですけれどね。それで、なんでもいいのだけれど、たとえば、ザ・ブルー・ハーツさんの『パンク・ロック』を久しぶりに聴いていたら、改めて、いいものはシンプルに出来ているんだな、と思わされたのでした。

 とくに間奏部分がそうでした。

 作品の各構成要素がエネルギッシュで、それらの組み合わせが相性の良い、バランスの取れたものであるなら、鑑賞者に対して高水準の刺激を提供することができるのだと思います。

 この原理は、音楽に限らず、あらゆる分野の作品づくりにおいても当て該まるでしょう。


 ま、早い話、エネルギーなんですよね、結局ね。


 作り手の持つエネルギーが作品に乗り移る営み、それが芸術というものなのであります。
 作者がパワーに満ち溢れた人間であるなら、その人の造る作品は、オートマチックに素晴らしいものになるのですね。
 「天才」であるとは、そういうことだと思います。

 この点、絵画製作におけるパワーとは一体何かと考えますとね。それは、つまるところ、筆線であり、クロスハッチングであり、或いは、レイアウト的なことなのだと考えられます。その部分を頑張ることに尽きるのです。ひたすらにね。


 さて、そうだとしますとね。私はいま、小説の原稿を書いているわけですけれどね、この、小説執筆におけるパワーとは何かといいますとね。
 それは、構成要素的な部分をみるなら、結局、知識、教養、論理的思考力、発想力、表現力、ボキャブラリーなどである、ということになりましょう。
 その部分を目一杯頑張ればいい、というわけですね。


 ちなみに、手書き原稿が完成したため、いま私は、Wordで原稿のファイルを作成しているのだけれど、文体がワープロになっただけで、文章が引き締まったように思います。

 手書きのときには感じなかったのに、ワープロに起こしてみたら、なんか、急に、文章がクールになったような気がしたのですね。
 自分の文章なのに、自分のものじゃない、みたいな。

 これは予想していなかったことですね。

 原稿さんは、ワープロに起こしてあげたほうが喜ぶのだ、ということに気付いたのです。




 面白いですよね。




 論文を書いたときもそうだったのだけれど、物事って、やってみてはじめて判ることが、ほんと、多いですね。




 

 ちなみに、パソコン利用を再開しようかどうか悩んでいたわけですけれど、モバイルのWordアプリからだと、どうやら数式の入力ができないようなので、(のちのちの論文執筆を睨んで)やはり近日中にそちらを再開させたほうがいいだろうな、と思いました。