橋本順一の哲学

芸術、科学、哲学、政治、経済、健康、恋愛、娯楽など、様々な分野において、思いついたことを綴る「ひらめきエッセイ」です。

揺らぎと力

 よく、エンジェルナンバーのサイトや自己啓発本などを読むと、「心が現実を作る」、「想いが人生を決める」といった内容の理論が書かれてあったりします。

 

 「想い」っていうのは揺れ動きますよね、自分の置かれている状況によってね。また、人の気持ちって、けっこう複雑で、(修行を積んで精神統一が出来るようになったのであれば話は別だけれど)相反する気持ちが同居している時もあったりしますよね。ポジティブな気持ちとネガティブな気持ちというふうにね。

 

 さて、そうであるならね。

 そうした「想い」に対する評価が「エンジェルナンバー」なんだ、と捉えるならね。一日のうちに、良い意味合いのナンバーと悪い意味合いのナンバーの両方を見かけた場合に、そのことと辻褄が合うことになりましょう。

 たとえば、「7777」と、「或る、悪い内容を示すナンバー」とを、両方、同日中に見たならば、

 

 

 「どっちだよ!」

 

 

 とツッコみたくなるような結果であるといえるのだけれど、それについては、

 

 

 どっちでもある、

 

 

 っていうのが答えだということになります。

 

 良い心構えと悪い心構えとが、自分の中に両方ある、ってこと。

 

 天使さんたちが、それら両方の気持ちに対して、両方、判定してくださった、ということなのです。

 

 

 したがって、その場合は、なるべくプラス思考をするようにして、良い現実だけがやってくるようにすればいい、という結論になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、ところでね。

 一つ前の記事で、100%の運命論について少し触れたのですけれどね。もし、それが本当にこの世の真実に妥当するなら、「じゃあ、心って何のためにあるの?」という話になりますよね。

 

 

 心は、揺れ動く。

 

 

 揺れ動くから、それを「こころ」と呼ぶ。

 

 

 100%、予め定められた運命のシナリオの通りに「現実」が決定されていくのであれば(決定論の考え方)、「心」は一切揺れ動く必要がなく、ずっと一定のままであり続けりゃいいじゃん、と考える余地もあります。でも、実際、それは揺れ動きます。

 

 

 

 もしかしたら、この世のメカニズムは、そうした「心の揺らぎによって現実の未来も揺れ動く」仕組みになっているのかもしれません(つまり非決定論の考え方です)。

 

 

 

 わざわざ人間に「心」などというものが備わっているのは、その紛れもない証拠なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 万物は流転します。

 

 「現実」は揺れ動きます。

 でも、揺れ動くのはそれのみならず、「心」もまた、そうです。

 

 

 

 

 

 「現実」も揺れ動くし、「心」も揺れ動きます。

 

 

 

 

 

 「心」も、この世を構成するいち要素です。

 「心」も万物流転原則に従います。だからこそ、「心」は揺れ動くのです。

 

 

 「エンジェルナンバー」は、そうした揺らぎも含め、「現実」を予告したり評定したりします。

 良いナンバーも悪いナンバーも同日中に両方見かけることがあるのは、そのような理由に基づいているからなのですね。

 それは過去の行いに対する評価だったり、未来の事実に対する予言だったりするのであり、ケースによって内容は様々です。

 

 

 

 「心」の持ち方一つで、「現実」というのはいろいろと変えうる余地があるのです。

 揺り動かせるのです(その意味からすれば、非決定論が正しいことになります)。 

 

 

 

 人は、(自然環境や社会環境、他人の「心」については、思うままに操ることはできないけれど)自分一人の「心」なら、肯定的な思考によって、良い方向へコントロールすることができます。

 

 

 

 その際の大事なポイントがあるとするなら、それは、たとえばニュース報道や人の発言・振る舞いなどの「現実」や、自分を取り巻く「環境」などに関しては、はっきりと判明している内容だけを、信じ抜くことだと思います。

 

 そして何より、自分の心の豊かさを、信じる。

 

 まだ事実か否かがはっきりしていないことに関しては、プラスの内容に思えるような解釈をし、マイナスの内容にならないように注意する。

 

 

 未来は、まだ到来していないのだから、現在の時点では、シロともいえないしクロともいえないのです。

 

 グレーでもありません。

 

 

 

 でも、敢えて色づけをするとしたら、やっぱりシロです。

 

 

 

 シロ。

 

 

 

 なぜなら、その時点では、それがシロじゃないなんて誰にも断定できないのですから。

 

 

 

 

 

 

 あくまでもそれは良い前兆である、と捉えてしまえばいいのですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「信じるということ」は、そういうことです。

 

 

 

 

 

 

 

 そして、信じた先に待っているものは、です。

 

 

 

 信じて、天や相手との間に強固な絆を作り、それを通じて、豊かな恵みを供給してもらえるようになる。絆というコネクションには、そうした大きなエネルギーが内在しています。

 

 

 

 

 それは、揺るぎなき不動のなのです。

 

 

 

 

 

 そういう意味では、そのの作用は、揺れ動くことのない絶対的なものであって、予め天使が策定しておいた運命のシナリオであるといえましょう。

 

 

 

 

 そうしたの法則は、未来永劫ずっと変わることはありません。

 

 

 

 

 

 したがって、その部分については、決定論が正しいということになるのですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 この世は、決定論の仕組みと非決定論の仕組みとの、両方のメカニズムによって規律されている、ということになるのです。